転職活動が思うように進まなくなった頃、
私は両親に相談しました。
すると、
意外なことを言われました。
「そんなに悩んでいることは、とっくに気付いていた」
というのです。
私は隠しているつもりでした。
でも、
表情や雰囲気に出ていたそうです。
両親は言いました。
「嫌なら辞めたらいい」
「自分の人生なんだから」
と。
当時の私は、
どこかで思い込んでいました。
迷惑をかけてはいけない。
絶対に次を決めてから辞めなければいけない。
無職の期間があってはいけない。
と。
でも、
今思うと危険な考え方でした。
余裕のない状態で、
人生の大事な選択をしなければならなくなるからです。
幸い、
生活防衛費はありました。
20年以上働いていたので、
失業保険もあります。
ハローワークで新しい可能性を探すこともできます。
デスクワークだけでなく、
電気や設備など、
技術を身につける道もありました。
工場・製造派遣なら【工場求人フォルダ】|寮完備・全国対応そう考えると、
少し落ち着きを取り戻しました。
選択肢は一つではない。
人生は一回で終わりではない。
そう思えたからです。
私は就職氷河期世代です。
就職活動には本当に苦労しました。
何社も落ちました。
やっと一社決まった。
だから、
「辞めたら次はない」
という感覚が染み付いていました。
でも、
今の時代は少し違います。
実際、
私の会社でも、
新入社員歓迎会で笑顔で話していた人が、
翌日に退職したことがありました。
時代は変わっています。
もちろん、
理不尽だと思うこともあります。
若い頃は厳しい時代だった。
必死で働いてきた。
それなのに、
年齢を重ねると応募できる求人は減っていく。
不公平だと思ったこともあります。
でも、
不公平さを数えていても、
人生は前に進みません。
結局、
私が向き合わなければならなかったのは、
時代でも年齢でもなく、
「自分はどう生きたいのか」
という問いでした。

コメント