在宅勤務が始まってから、
考える時間が増えました。
仕事のこと。
将来のこと。
そして、
自分は本当はどう生きたいのか。
そんなことをよく考えるようになりました。
気付けば、
長い間サラリーマンを続けてきました。
与えられた仕事をこなす。
求められる役割を果たす。
期待に応える。
それを繰り返しているうちに、
自分のやりたいことに蓋をしていたような気がします。
だから、
「何がしたい?」
と聞かれても、
すぐには答えられませんでした。
やりたいことに反応する筋肉が、
弱くなっていたのだと思います。
そんなことを考えながら、
海岸を歩いていました。
波の音を聞きながら、
ぼんやり海を眺めていました。
すると、
ふと思ったのです。
「ああ、自分は海が好きだったな」
と。
子どもの頃から、
海のそばで育ちました。
楽しいときも。
うれしいときも。
悩んだときも。
いつも海がありました。
夕方の海を眺める時間。
陽だまりの中で本を読む時間。
何もしない時間。
そんな時間が好きでした。
そして、
人生の中で、
そういう時間をもっと増やしたいと思いました。
たぶん、
もし明日が人生最後の日だとしたら、
私は地元の海を見ながら過ごしたいと思います。
だったら、
定年になってからではなく、
今やればいい。
60歳になってからではなく、
今できることをやればいい。
転職を決意した理由は、
給料でも肩書きでもありません。
自分が大切にしたい人生を、
後回しにしたくなかったからです。


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