「裁判を一度、実際に見てみたい」
そう思い、高等裁判所で刑事裁判を傍聴してきました。
ニュースでは、事件の概要や判決について短く報道されることがあります。
でも、実際の法廷では何が行われているのか。
どんな雰囲気なのか。
傍聴してみると、ニュースだけでは分からないことがたくさんありました。
今回は、実際に高等裁判所へ行き、刑事裁判を傍聴した体験をまとめます。
高等裁判所へ行ってみた
当日は午前10時から裁判を傍聴するため、高等裁判所へ向かいました。
入口に到着すると、まず荷物検査があります。
空港にあるような検査で、少し緊張しました。
荷物検査を終えて、2階へ上がります。
そこには、その日に行われる裁判の予定が分かるファイルが置かれていました。
中を見ると、さまざまな事件が予定されています。
- 薬物関連事件
- 窃盗事件
- 運転致死事件
- 企業が関係する事件
- その他の刑事事件
普段、ニュースで見聞きするような事件もありました。
「実際にこうした裁判を傍聴できるんだ」
そう思いながら、当日の予定を確認しました。
10時と13時30分の刑事裁判を傍聴
この日は、10時からと13時30分からの刑事裁判を傍聴しました。
私が傍聴したのは、窃盗事件と薬物関連事件です。
法廷に入ると、思っていたよりも静かな空間でした。
傍聴席には、私以外にも何人かの人がいました。
中には、裁判を何度も傍聴しているように見える人もいました。
その人はノートを開き、裁判の内容を丁寧にメモしていました。
また、法学部の学生と思われる人もいました。
勉強のために傍聴しているのかもしれません。
傍聴席にいる人が、事件の関係者や家族だった可能性もあります。
ただ、誰がどの立場なのかは外からは分かりません。
それぞれが静かに法廷を見つめていました。
法廷にはそれぞれの役割がある
実際に裁判を見ていると、裁判官、検察官、弁護人、書記官が、それぞれの役割を果たしていました。
裁判官は双方の話を聞きながら、裁判を進めていきます。
検察官は事件について確認し、被告人に質問をします。
弁護人は被告人の立場から主張し、弁護を行います。
そして、書記官が裁判の進行や記録を担当しています。
ニュースでは「検察が○○を求刑した」「判決が言い渡された」といった部分を見ることが多いですが、実際には、その前にさまざまなやり取りが行われています。
「なぜ、こんなことをしたのか」
特に印象に残ったのは、事件そのものだけではなく、被告人が事件についてどう考えているのかを確認していたことです。
裁判では、
「なぜ、こんなことをしたのか」
「自分のしたことをどう考えているのか」
「反省しているのか」
「被害者についてどう感じているのか」
「被害について、これからどう返済・弁償していくのか」
といったことについて確認していました。
「家族が知ったら、がっかりするとは考えなかったのか」
という趣旨の質問もありました。
事件を起こしたという事実だけではなく、その背景や本人の現在の気持ちについても確認していることが印象に残りました。
判決の日程を決めるだけでも時間がかかる
もう一つ意外だったのが、次回の裁判や判決の日程を決める場面です。
私は、日程くらいならすぐに決まるものだと思っていました。
ところが、裁判官、検察官、弁護人がそれぞれ確認しながら話を進めていて、簡単には決まりませんでした。
ニュースでは、こうした場面を見ることはほとんどありません。
でも実際の裁判では、こうした細かな確認を積み重ねながら、一つ一つ進んでいくのだと知りました。
最後に被告人が話す場面
裁判の最後には、被告人が話す場面もありました。
話す前に沈黙があり、その後、反省していることや、これからはお金を盗らずに働いてお金を貯め、交友費に使いたいという趣旨の話をしていました。
その場面も強く印象に残りました。
そのとき私が何を感じたのかについては、別の記事で詳しく書いています。
▶ 刑事裁判を傍聴して考えた「魔が差す」と「自分を大切に生きること」
まとめ|実際に傍聴して、裁判を見る目が変わった
今回、高等裁判所で刑事裁判を傍聴してみて、ニュースだけでは分からない裁判の現実を見ることができました。
入口では空港のような荷物検査があり、2階には当日の裁判予定があり、法廷では裁判官、検察官、弁護人、書記官がそれぞれの役割を果たしていました。
そして、事件の内容だけではなく、被告人がどう考えているのか、被害者にどう向き合っているのか、その後どうしていくのかについても確認されていました。
実際に傍聴してみると、裁判はニュースで見るよりもずっと多くのやり取りによって進んでいることが分かります。
そして私は、裁判を見たことで「人はなぜ過ちを犯すのか」「その後、どう生きていくのか」ということまで考えるようになりました。


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